私の映画鑑賞記

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観た映画のあらすじや感想を好きに書いているサイトです。あくまで個人的な感想としてネタバレも若干含めて書いているので、その辺りはご容赦下さい。



英国王のスピーチ

2010年製作(イギリス、オーストラリア、アメリカ合作)
監督   :トム・フーパー
脚本   :デヴィッド・サイドラー
製作   :イアン・カニング
エミール・シャーマン
ガレス・アンウィン
製作総指揮:ポール・ブレット
マーク・フォリーニョ
ジェフリー・ラッシュ
ティム・スミス
ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
音楽   :アレクサンドル・デプラ

【主要キャスト】
 コリン・ファース(アルバート王子/ジョージ6世)
 ジェフリー・ラッシュ(ライオネル・ローグ)
 ヘレナ・ボナム=カーター(エリザベス妃)
 ガイ・ピアース(エドワード8世)
 ジェニファー・イーリー(マートル・ローグ)
 ティモシー・スポール(ウィンストン・チャーチル)
 アンソニー・アンドリュース(スタンリー・ボールドウィン)




<あらすじ>
イギリス王室のアルバート王子は、子供の頃から吃音症に悩まされ、思うように言葉を発する事が出来なかった。

1925年の大英帝国博覧会閉会式で、父王ジョージ5世の代理で演説した際も上手くいかず、聴衆はひどく落胆する。

そんな折、妻のエリザベスは言語聴覚士のライオネル・ローグの噂を聞きつける。
独自の治療法で第一次世界大戦の戦闘神経症に苦しむ兵士達を治してきたというローグに対し、エリザベスは大きな期待を寄せる。

初めは乗り気ではなかったアルバート王子も、ローグの治療のお陰で少しずつ前に進む事ができ、やがて二人の間には立場を超えた友情が芽生えていく。

<感想>
1930年代のイギリスにて、吃音症に悩むアルバート王子(後の英国王ジョージ6世)と、王子の吃音症治療のため、常に側に寄り添ったライオネル・ローグ氏の友情を描いた、実話を元にした感動作です。

イギリス王室の一族という、国民に語りかける事がある意味使命である者にとって、吃音症で話す事ができないというコンプレックスがどれだけ辛い事か。
そして、その重圧により更に吃音が酷くなるという、まさに悪循環に陥ります。

普通に話す事の出来る者にとっては想像できない症状ですが、実際に吃音症を患っている人にとっては、周囲からは白い目で見られ、それが虐めや差別に繋がるという、非常に辛い症状という事です。
増してや、それが王室の一員となれば、全国民が自分を見ている訳ですから、受けるプレッシャーは一般人の比ではありません。

本作では、その吃音症を克服すべく努力するアルバート王子と、治療を担当するローグ氏との交流がコミカル、かつ爽やかに描かれています。

時にはぶつかりながらも、気付けばまた一緒に治療を行い、いつしか友情が芽生えていく様子は、観ていて心が暖かくなります。

そして、毎回演説で失態を演じてしまうにも関わらず、演説の度に見守ってくれるイギリス国民の優しさと、王室を慕う気持ちというのが伝わってきました。
この辺りの感覚は、同じく皇室が存在する日本の皆さんなら理解しやすいのではないでしょうか。

その後の第二次世界大戦にて、あわやドイツに破れそうになるイギリスですが、その逆境を跳ね除ける事が出来た大きな要因として、チャーチル首相の勇ましい演説と、吃音症を克服したジョージ6世のスピーチがあったんでしょうね。

こういった映画を観ると、国民を引っ張っていくリーダーや国民をまとめる権威の存在、そしてその言葉が如何に重要であるか、深く考えさせられます。

映画自体も全体的に雰囲気が良く、また心地良い音楽も作品を盛り立ててくれて、終始優しい気持ちで鑑賞する事ができました。
イギリスという国の気品も伝わってきます。
色んな人にオススメしたい映画です。


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