私の映画鑑賞記

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観た映画のあらすじや感想を好きに書いているサイトです。あくまで個人的な感想としてネタバレも若干含めて書いているので、その辺りはご容赦下さい。



ハクソー・リッジ

2016年製作(アメリカ)
監督   :メル・ギブソン
脚本   :ロバート・シェンカン
アンドリュー・ナイト
製作   :デヴィッド・パーマット
ビル・メカニック
ブライアン・オリヴァー、他
製作総指揮:デヴィッド・グレートハウス
スチュアート・フォード
タイラー・トンプソン

【主要キャスト】
 アンドリュー・ガーフィールド(デズモンド・ドス)
 ヴィンス・ヴォーン(ハウエル軍曹)
 サム・ワーシントン(グローヴァー大尉)
 ルーク・ブレイシー(スミティ・ライカー)
 ヒューゴ・ウィーヴィング(トーマス・ドス)
 テリーサ・パーマー(ドロシー・シュッテ)




<あらすじ>
アメリカ・ヴァージニア州で生まれ育ったデズモンド・ドスは、少年時代、兄との喧嘩で誤って兄を死なせそうになってしまった出来事をきっかけに、『汝、殺すことなかれ』というキリスト教の教えを胸に刻み、忠実に守ってきた。

月日は流れ、第2次世界大戦が勃発。兄や友人が次々と出征するなか、デズモンドは「衛生兵なら人を殺さずに国に尽くせる」と陸軍に志願する。
人を殺せないという考えに、当初、上官や同僚の兵士達は猛反発するが、その信念の強さに、やがてその主張は理解され、武器を携行せずに戦場に行く事を許可される。

その後、デズモンド達は、沖縄の激戦地『ハクソー・リッジ』に派兵されるが、150メートルの断崖絶壁を登ると、そこには百戦錬磨の軍曹達でも見た事のないような地獄の光景が広がっていた。
前進した途端に日本軍の凄まじい猛攻に晒され、仲間の兵士達は次々と倒れていく。

<感想>
太平洋戦争末期の沖縄戦をアメリカ軍視点で描いた、メル・ギブソン監督の作品です。

彼の監督作品を観ると、『ブレイブハート』や『パッション』など、本人が敬虔なクリスチャンなのもあるかと思いますが、どれも宗教的なものを感じますね。勿論、この作品も含め。
我々日本人には、その深いところは分かりませんが、雰囲気は何となく伝わってきます。

この映画の主人公であるデズモンドも、キリスト教の教えである「汝、殺すことなかれ」を忠実に守り、戦場に銃はおろか、護身用ナイフ一本持っていかないという徹底ぶり。
という事は、彼の事を誰か別の兵士が守らなければならない。勿論、戦場では皆そんな余裕はありませんから、周りは猛反発します。そりゃあ、反発は当然ですよね。

それでも信念を曲げずに教えを貫くところが素晴らしいです。普通の感覚なら、出来るだけ多くの武器を持っていきたいところですし、そもそも、彼は戦場に行く事自体は拒否していません。
これが徐々に周りの人間に理解され、遂には武器を持たずに戦場に行く事を許可されます。こういう人が本当に勇敢と言えるんでしょうね。

そして彼は、実際に戦場でも多くの味方を助けます。銃弾が頭をかすめる中で武器も持たずに戦場を駆け回り、少しでも息があるものを片っ端から救出していきます。
味方が退却した後も一人戦場に残り、「もう一人、もう一人」と、置き去りにされた負傷者を、敵であるはずの日本兵も含めて救出していくシーンは、素直に感動します。

なんか、非現実的で架空の話のようにも感じますが、実在した人物の実際の話という事で、敵兵でありながら、素晴らしい人物だったんでしょうね。

このように、素晴らしい人物を描いているのですが、戦場の描写は徹底して血生臭く描いているので、こういうのが苦手な人にとっては少々観るのが辛いかもしれないです。
千切れた手足や内臓は勿論、銃弾を顔面に受けて顔が吹き飛ぶシーンなども普通にありますので…。
よく、戦場の描写を表す時に『プライベート・ライアン』が引き合いに出されますが、個人的にはそれを超えている気がします。

舞台が沖縄戦という事で、日本人としては観るのが辛いところもありますが、こういう悲惨な部分も含めて、観る価値のある作品だと思います。


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