観た映画のあらすじや感想を好きに書いているサイトです。あくまで個人的な感想としてネタバレも若干含めて書いているので、その辺りはご容赦下さい。
<あらすじ>
介護士を目指している明日香は、家族と共にクロユリ団地に引っ越してきた。
しかし、引っ越して早々、隣の部屋から響く何かを引っ掻くような妙な音に悩まされる。
そんなある日、明日香は公園で、ミノルという少年と出会う。一人で遊んでいるミノルに、明日香は優しく接する。
彼はおじいちゃんと一緒に暮らしているが、本当のおじいちゃんではないと明日香に打ち明ける。
その後、決まって朝の5時半に隣の部屋から鳴り響く目覚ましの音を不審に思った明日香が隣室を訪ねると、老人が一人で死んでいた。驚いた明日香は家族に話すも、誰もその話を信じてくれない。
明日香は、その老人が自分に見つけて欲しくて音を出していたのだと思い込み、それに気付いてあげられなかった罪悪感と、その日を境に彼女の周りで起き始めた怪現象の恐怖で精神的に追い詰められていく。
老人が何か伝えようとしていたのではないかと考えた明日香は、隣室の遺品整理に来た特殊清掃員の笠原の力を借り、その真実を探る。
<感想>
公開当時、結構宣伝されていて内容は気になってはいたんですが、ネットのレビューは散々…。
とはいえ、評価は自分の目で観てからという信念(?)のもと、鑑賞しました。
結論から申せば、確かにそこまで凄く怖いわけでないんですが、そんなにこき下ろすほどでもないんじゃない?というのが正直なところですね。
まず、この映画の舞台は老朽化した団地なのですが、日本の古い団地のイメージって、それだけで何やら不気味な雰囲気ですよね。
実際にそういう団地って、まだ日本各地にかなり存在しているとは思いますが、何処かホラー的な要素を感じるんですよ。
そして、前田敦子演じる明日香とその家族との会話シーンが何回かあるんですが、観ていると何処か違和感が…。
この違和感の正体は中盤以降で明らかになるんですが(ちょっと悲しい話でした)、こういうちょっとした「ゾッとする」シーンも散りばめられていたりして、そういった部分の怖さというのは感じましたね。
あと、前半で明日香と友達になったミノル君。始めは普通の少年なのに、終盤のお祓いのシーンで段々と顔が悪霊のそれに変わっていくところは正直怖かったです。
それにしても、あんなにミノルを部屋に入れるなと言われたのに入れちゃう前田のあっちゃんには少々イラつきましたが(笑)
最後に、遺品整理業者の役を演じていた成宮君、あんなに善意で明日香に協力してくれたってのに、あの最期はちょっと不憫過ぎます…。
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