私の映画鑑賞記

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観た映画のあらすじや感想を好きに書いているサイトです。あくまで個人的な感想としてネタバレも若干含めて書いているので、その辺りはご容赦下さい。



マネー・ショート 華麗なる大逆転

2015年製作(アメリカ)
監督   :アダム・マッケイ
脚本   :チャールズ・ランドルフ
アダム・マッケイ
製作   :デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
アーノン・ミルチャン
ブラッド・ピット
製作総指揮:ルイーズ・ロズナー=マイヤー
ケヴィン・メシック
音楽   :ニコラス・ブリテル

【主要キャスト】
 クリスチャン・ベール(マイケル・バーリ)
 スティーヴ・カレル(マーク・バウム)
 ライアン・ゴズリング(ジャレド・ベネット)
 ブラッド・ピット(ベン・リカート)
 ジョン・マガロ(チャーリー・ゲラー)
 フィン・ウィットロック(ジェイミー・シプリー)




<あらすじ>
2005年、アメリカでは住宅価格が高騰し、サブプライムローン債権が高利回りの金融商品として登場。世間では住宅価格が上がり続けると信じて疑わず、投資家達は競ってその商品を買い漁った。
そんな中、金融トレーダーのマイケルは、サブプライムローン崩壊の兆しをいち早く察知し、その危険性を指摘するが、ウォール街で一笑を買ってしまう。
そこでマイケルは、「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てる。
そして2008年、遂にサブプライムローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れる。

<感想>
まだ記憶に新しい、アメリカにおけるサブプライムローン破綻による経済危機、いわゆる「リーマンショック」がどのようにして起きたかを描いた作品です。

まず、この映画を観るにあたっては、少しだけ事前に予習をすることをオススメします。
何せ、金融に関する専門用語が至る所に登場するので、予備知識無しで何となく観ていると、その面白さが十分に理解できないと思うので。

少なくとも、MBS(モーゲージ債)、CDO(債務担保証券)、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の3点だけでも押さえておけば、ストーリーも理解でき、より楽しく鑑賞できます。
後は劇中にて、このサブプライムローン問題をユーモアたっぷりの演出で例えてくれます。
泡風呂に入ったお姉さんが、長い脚を覗かせてシャンパンを飲みながら、サブプライムローンが如何にヤバいかを我々に優しく説明してくれたり、
シェフが金融商品を料理の具材に例えて、色々な具材(良品も悪品もごちゃ混ぜ)を鍋にドボドボと入れながら、”危ないものは良品と混ぜてしまえば分からない”と、にっこり笑いながら我々に語りかけたり…。

つーか、これ映画でやる分には笑えますが、現実に起きたとなると、全く笑えません。
こんな事が現実にまかり通っていたとは、もはや狂気ですわ。

ちなみに、この作品の主役達は、その異常さに気付き、ある方法にてサブプライムローン破綻を機に大儲けするんですが、ここで印象的だったのが、大儲けして喜ぶ彼等をその仲間が嗜めるシーンでした。
「これから大勢の人が家と仕事を失うんだ。はしゃぐんじゃない!」と言った主旨の事を言うのですが、これにはハッとしました。
そりゃあ、800万人が職を失い、600万人が家を失ったと言われ、世界中を混乱に陥れた「リーマンショック」。
個人としては大儲けできたとはいえ、それは決して手放しで喜べる状況ではないという事ですよね。
(まぁ、これを観ていると、損した皆さんはある程度自業自得な気もしますが…)

要するに、うまい話に無警戒に踊らされずに、一歩引いて自分の頭で考えろってことなんですよね。
改めて思い知りました。
この映画を観ると、そういった「おカネ」に対する知識が多少なりとも身に着いた気がします。
そういう意味では、とても良い作品でした!


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