観た映画のあらすじや感想を好きに書いているサイトです。あくまで個人的な感想としてネタバレも若干含めて書いているので、その辺りはご容赦下さい。
<あらすじ>
1968年10月31日のハロウィンの夜、ペンシルベニア州に暮らすステラ、オーギー、チャックの3人は、些細な悪戯からいじめっ子のトミーの怒りを買い、そのまま逃げ出した。
逃げる途中、ラモンという青年に出会った3人は、彼の手助けのもと、どうにか逃げ切る事に成功する。
その勢いで、彼らは幽霊屋敷として有名な町外れの邸宅を探検することになるが、そこで偶然にも隠し部屋を見つけ、その中にあった怪談が記された本をステラが持ち帰ってしまう。
帰宅したステラが屋敷から持ってきた本を開くと、そこには新たな章が書き加わっていた。
その章の主人公はトミーであった。同じ頃、トミーはトウモロコシ農場で正体不明の怪物に襲われて命を落としてしまう。
その後も本には新しい章が次々と書き加えられ、その度に仲間たちが行方不明になっていった。
「次は自分の番かもしれない」と思ったステラは、解決させる方法を探るべく、ラモンと共に本の持ち主であるサラ・ベロウズの過去を調べることにした。
<感想>
映画「パシフィック・リム」「シェイプ・オブ・ウォーター」の監督として知られるギレルモ・デル・トロ氏が脚本、製作を担当したホラー映画です。
ストーリーは、まぁ言ってしまえば、「廃屋で拾った呪われた本に血で書かれた文が浮かび、その物語が現実化して主人公達を襲う」という、怪奇物語としてはありそうな内容です。
主人公達も高校生くらい(?)の設定なので、青春モノの映画にホラーが加わったような感じですね。
また、いくつかの怖い物語が現実化していく設定なので、まるで短編小説のようにストーリーが展開していきます。
バリエーションも凝っていて、割と飽きずに鑑賞できます。
正直、怖さという面ではそこまで強くはなかったですね。どちらかというと、音と映像で驚かすタイプの、お化け屋敷的なホラーといった印象です。
しかし、この映画で個人的に注目して欲しい所はそこではなく、主人公達を襲うモンスター達です。
もう、ビジュアル的には、完全にギレルモ・デル・トロ氏の趣味だなという造形で、私としては大満足でした。
むしろ、このモンスター達を観たくてこの映画を鑑賞したようなものなので(笑)。
特に、赤く照らされる廊下でサイレンが鳴る中、四方から迫ってくるブヨブヨの女(?)のビジュアルが秀逸で、かなり私好みでしたね。
あんなに趣味の悪い(褒め言葉)デザイン、なかなか思いつきませんよね。
そんなモンスター達の活躍もあり、ダークファンタジー的な雰囲気も漂っている映画になっています。
そういうのが好きな方にはオススメです。
因みに、ラストはちょっと含みを持たせた終わり方でしたね。何となく続編を匂わせるように感じました。
もし仮に公開されたら、ストーリーは勿論、登場するモンスターにも期待したいと思います。
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