観た映画のあらすじや感想を好きに書いているサイトです。あくまで個人的な感想としてネタバレも若干含めて書いているので、その辺りはご容赦下さい。
<あらすじ>
信長死後の日本を統一し、天下人として君臨してきた太閤・豊臣秀吉であるが、遂に病に倒れる。
後継者たる秀頼はいまだ幼く、諸大名は秀吉の死後、再び世が乱れる事を予測していた。その中心となっていたのが、五大老の筆頭である徳川家康であった。
秀吉の死が近いと見るや、その野心を露わにし、水面下で策を巡らせる。
これに対し、秀吉の信任厚い五奉行の石田三成は、家康の野望に警戒心を強める。
乱世においては珍しく、潔癖なまでの理想主義者である三成は、他の諸侯から煙たがられる存在であったが、豊臣家に対しては絶対的な忠誠を誓っていた。
三成は、豊臣家の権勢が揺らぐと見るや、露骨なまでに家康に擦り寄る諸侯の醜悪さを目の当たりにし、その浅ましさに激しく憤る。
豊臣家への忠誠、そして世に義を示さんとする信念から、三成は遂に家康討伐を決意する。
<感想>
日本史を学んだ人なら誰もがご存知の、関ヶ原の戦いを描いた作品です。
ストーリー自体は、大河ドラマ等で何度も映像化されていますので、今更説明は不要ですよね。
しかし、その多くは、家康側の視点で描かれているように思います。歴史というものは、往々にして勝者の視点で記録されていくものですしね。
因みに、この映画は主に三成の視点で物語が進行していきます。家康はどちらかというと敵役といった形です。
かといって、三成を殊更に正義として描いている訳でもなく、狭量で融通の効かない側面もキッチリと描かれています。
私はどちらかというと三成支持なのですが、あんまり正義感バリバリに描かれるのも却って興醒めするので、その辺りはいい塩梅だったと思います。
それにしても、V6の岡田君、こういう歴史モノがすっかり板についてきましたね。これからも色々な歴史上の人物を演じて欲しいですね。
役所広司さん演じる家康も、憎たらしくも貫禄たっぷりでした。
少し贅沢を言えば、合戦をもっと大規模に描いてくれると良かったな〜と思います。
両軍合わせて20万弱の軍勢が戦った割には、そこまで大規模に感じなかったもので。
とはいえ、合戦シーンを敢えて血生臭く描いてくれたのは、個人的には凄くリアルで良かったです。
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