私の映画鑑賞記

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観た映画のあらすじや感想を好きに書いているサイトです。あくまで個人的な感想としてネタバレも若干含めて書いているので、その辺りはご容赦下さい。



スティーブ・ジョブズ

2013年製作(アメリカ)
監督   :ジョシュア・マイケル・スターン
脚本   :マット・ホワイトレイ
製作   :マーク・ヒューム
製作総指揮:マーク・ヒューム
ロナルド・バラード
ビル・ジョンソン
ジェイコブ・ペチェニク
マルコス・A・ロドリゲス
ジム・セイベル
デヴィッド・C・トラウブ
音楽   :ジョン・デブニー

【主要キャスト】
 アシュトン・カッチャー(スティーブ・ジョブズ)
 ジョシュ・ギャッド(スティーブ・ウォズニアック)
 アーナ・オライリー(クリス=アン・ブレナン)
 ダーモット・マローニー(マイク・マークラ)
 マシュー・モディーン(ジョン・スカリー)
 J・K・シモンズ(アーサー・ロック)
 ルーカス・ハース(ダニエル・コッケ)




<あらすじ>
1974年、大学を中退したスティーブ・ジョブズは、東洋思想である禅や仏教に傾倒し、インドを旅しながら将来を模索していた。
その後、ゲーム機の開発に携わったジョブズは、優秀な反面、他人との協調が苦手という事もあり、仕事は長く続かなかった。

そんな無為の日々を送るジョブズは、親友のウォズニアックが趣味で製作したコンピュータに興味を持つ。
2人は友人たちの協力のもと、自宅ガレージを仕事場として製作を行い、世界初の個人向けマシンApple Iを商品化する事に成功する。

ウォズニアックらとアップルコンピュータを設立したジョブズは社長として手腕を発揮し、77年には後継機であるApple IIを発売、大ヒットとなる。
若くして大きな成功と莫大な資産を手にしたジョブズだったが、そのワンマン振りから周囲との軋轢が絶えなかった。
方向性の違いから、創業メンバーでもあるウォズニアックを含め、多くの仲間がアップルを去っていく事になり、ジョブズは社内で孤立していく。

<感想>
現代に生きる我々が、普段当たり前のように使用しているPC(パーソナルコンピュータ)。
これが当時、どのように誕生し、そして世間に広まっていったのかが、この映画を観ると良く解ります。
今でこそ、その存在が当たり前であるPCやスマートフォンといったデバイスがここまで一般に広く浸透したのは、間違いなく、このスティーブ・ジョブズという人物の影響が大きかったと言えます。

この映画では、そのスティーブ・ジョブズ氏の半生を、アップルコンピューターにおけるPCの発展と共に描いています。

この映画を観て特に感じたのは、ジョブズ氏自身にはそこまで技術力が高い訳ではなく、彼はとにかく自分の理想を追い求め、その理想を周囲に説き、突き動かす力がある人だという事です。

これについては評価が真っ二つに分かれると思います。
同じく高い理想を持つ者であれば、共に突き進んでいく事ができるんでしょうけど、残念ながら、世の中にはそのような人は少数派で、大多数の人々は、そこまで高い理想は持っていないでしょう。とりあえず仕事が出来ればいいやって感じで。

しかし、ジョブズ氏は、周りの全ての人間にその理想を求め、ついてこれない者は尽く「無能」の烙印を押して切り捨てていきます。
それが創業時に協力してくれた友人であっても。

正直、私はこの映画を観る限り、ジョブズ氏と仕事したいとは思いませんでしたね。
確実に胃に穴が開きそう(笑)。

案の定、彼の元からは次々に人が去っていき、最後には親友のウォズニアックですら、彼から離れていきます。

そして遂に、彼自身がアップルコンピューターから追放される日が来るのですが、それを境にしてアップルが著しく低迷していったのが、実に興味深かったですね。
結局、会社は彼を呼び戻し、そこからアップルは再び業績を取り戻していきます。
その後は、iMacやiPod、そしてiPhoneが登場し、世を席巻していくのですから、やはり彼は天才だったと言わざるを得ません。

世の中を突き動かす人というのは、往々にして常人には理解できない領域にいるものですが、彼もまた、そのうちの一人なんですね。

まぁ、妊娠した彼女に向かって、「仕事の妨げになるからどっか行っちまえ!」と怒鳴るシーンはちょっと人としてどうかと思いましたし、映画を観る限り、彼の人間性そのものについては正直全く尊敬できませんが、彼の生み出した物の恩恵を受けている者の一人として、その才能や情熱はとても真似できない、素晴らしいものであると感じました。

その高過ぎる理想の元、彼は周りの多くの人を傷つけましたが、逆に、その理想の先に作り上げた成果にて、世界中の多くの人の生活が成り立っている。それを実感できた映画です。


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